滝川が教える漢方薬の飲み方

2017年01月15日

乾燥しているときには要注意です

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漢方医学と呼ばれているものは歴史が深く日本との密接な関係の中で発展をしてきました。もともとは中国を起源とする日本の伝統医学となっており、たくさんの人々を病気から守ってきました。中国から直接あるいは朝鮮半島経由で伝来してきていることからも、単独での発展というよりも日本で独自の発展をしてきていることがいえます。漢方薬を処方する場合には患者さんを心身両面から総合的に見て判断をしますが、それは心の精神的な理由で病気を助長させていることもありますし、また身体的な不調によってきていることもあるからです。独特な医療の考え方がありますが、今日まで発展してきた理由には物事の見方ということがあります。

そして人間が本来持っている自然治癒力を高めるという考え方があるので、飲むタイミングや飲み方までこだわりを持って薬を取るようにすることです。免疫力が落ちてくることによって風邪を引く症状になりますが、それが長引いてしまうと上手に活用したいのが「麦門冬湯」になります。特に咳が止まらないなどの症状を盛っていたり、治りかけだが早くせきを止めたいという場合にも効果があります。気管支喘息を持っている人にも効果があり、体質などを確認して取ることがベストです。飲み方としては白湯と一緒にとることなので、お茶などと一緒にとらないようにすることで効果を発揮します。

乾燥している空間で風邪を引いてしまうと、免疫力が高くても風邪をひいてしまいますので常に温かい格好や環境に注意していることです。乾燥している空間では菌が増殖している場合もあり、免疫力の低下しているときには長引いてしまうことが多くなります。特に高齢者では免疫力が低下していることによってすぐに風邪の症状になってしまいますし、体力が低下していることも原因となります。麦門冬湯はそんな気になる症状のときに便利に使うことができますので、すぐに対処をしていくことが日常生活では大事です。

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